まだまだコロナ禍ですが
ヨーロッパでは少しづつ世の中が
動き始めました。
久しぶりにお仕事で
ヨーロッパ間でのフライトをした際に感じた
距離感への意識
について。
このブログのテーマとは少し違いますが
多くを考えさせられましたので
自分のメモとしても
書いておこうかと思います。
目次
距離感への意識
空港へ向かうと
チェックインカウンターで
まずPCRテスト結果のチェック。
考えてみたら
今はフライトに乗る人は皆PCRテスト陰性。
少なくとも72時間前は…陰性。
電車より安全かも?
と思いましたが
機内はほぼ満席。
ビジネスっぽい人も
プライベートっぽい人も。
満員のフライト…
やはり少々微妙で
いごごち悪し。
空港内の至る所で
1.5mの距離を保つようにとのサインがあるのに
フライト内では数十センチの間隔で座る。
…
つじつま合わないなぁと感じてしまいます。
ボーディンング前までは
チケットをスキャンする所まで
床に1.5m のサインがあり、
乗客たちは大人しく距離を保つのに、
機内への通路ではもう距離は保たない!!
30秒前には1.5mの距離を開けていたのに
ほんの一瞬で忘れて
意識しなくなる。
みんな携帯を見ながら前の人に接近して…
距離感は50cm
意識の持ちようですが
う~ん、と考えてしまいました。
少し話題はそれますが
日本でも実は不思議に思って見ていました。
ある有名ドーナッツ店は
何かしらのキャンペーンを開催し
お店の前にできていた列は
間隔なく並んでいましたし
スーパーの中でも
すっかり忘れていますよね。
ドイツのスーパーでは店内に入れる人数の制限があり
大きなカートを持って入らなければならないので
必然的に前後の距離が保たれます。
あ、デパートとかは
空いてないです。
もう半年くらい閉まったままです。
空気を読む感覚
フライトに戻ります。
着陸後に機内から降りる時に
前の列からの順番に降りるようにとのアナウンス。
普段はがシートベルト着用サインが切れると
皆、あっという間に立ち上がり
我先にと出口へ進みますが
皆さん良い子に座って待っている…
お~すごい!
…と思いきや
やはり数人が立ち上がりいつもの行動。
多くの言語でのアナウンスがありましたが
もちろんどの言葉もわからない方もいるでしょうし
聞いてない人もいるでしょう。
でも不思議に思うのは
皆が座って動かないでいるのを
変だと思わなかったのか?
空気を読めないタイプ…なんでしょうね。
彼らはCAさん達から席に戻されていました。
ワクチン接種後の意識
ドイツでは少しづつワクチン接種も進んでいて、
高齢者や基礎疾患持ちの方々、
お仕事の関係で人との接触の多い方々などの
優先接種も落ち着いてきているよう。
多くの州ですでに一般の人達にも
ワクチン接種が開始になっているはずです。
そんなドイツの電車内でのある光景。
乗務員から
「マスクを鼻までかけてしてください」
との注意に
「予防接種したから」
と若い男性のの返事
接種したら100%安全ではないですよね…
皆それぞれにコロナに対する意識や考えが違い
何かを強制するという事の難しさは
常に話題になっていますが
接種が行き渡ると…
この先どうなるんでしょう。
マスクをきっと少しづづ外し始める…
距離を保つマークがなくなったら
数秒で全て忘れて
他人に接近して立っているのと同じように
手をよく洗うとか
消毒したりもすっかり忘れるのかな?
他人との距離感覚が元に戻る?
明日からどうぞ皆と会って
ハグだのほおにキスだの
していいですよ~って言われて
やっぱり…少し不思議。
こういう事を考える時
自分はつくづく日本人なんだなと思います。
欧州の皆さんは
待ってました!とばかりに
翌日から喜んで
皆をハグをしに行きます!
30年もヨーロッパにいますが
やはり意識も感覚も違うなぁと
感じる瞬間です