ヨーロッパでは幼い頃から
「あなたはどう思う?」
「あなたなら何をする?」
と良く質問します。
なんでもない日常的なことに
毎日の生活に常に「チョイス」をする事がつきまといます。
目次
ただのチョイス 間違いはない!
アイスクリームで口の周りをベトベトにした
小さい男の子の口をお母さんが紙ナフキンで拭いてあげました。
そのナフキンを手にしたお母さんは男の子を見て
「これはどこに持っていくの?」
と聞いていました。
彼はお母さんからぐちゃぐちゃになったナフキンを
受け取り、まずキョロキョロ。
ゴミ箱は通り抜けて、店員さんへ渡していました。
みんな大爆笑。
面白い!
彼のチョイスだったんんですよね。
捨てるのではなくて
お返しする。
もしかしたら正しくもないけど
間違ってもいない。
彼の小さなチョイスです。
人生は選択の連続
彼らは選択をする事を若い頃から日常的にしています。
ドイツでは10歳前後で将来の道を大まかに分ける
進学の選択をしなければいけません。
個人的には早すぎると思います。
初めて聞いたときはとても驚きましたが
改めて考えると、
この年で将来を定めるのは無理だけど、
大切な選択をするトレーニングが始まるんだと思う。
そして両親達は子供が18歳になると
家から出る事を前提に考えています。
子供達も然り、
早く自立して家から出る事を考えます。
人生は選択の連続。
最初の大きな選択はいつ?
日本では人生で大きな選択や変化を迫られる時期が
遅すぎるのではないでしょうか?
成人してからでは遅いと思います。
ひとり立ちしてから初めて真剣な決断をするようでは
責任も重すぎて
壁が厚すぎて
崖も高すぎて
越えられない
もちろん例外も沢山あると思いますが
自分が選択して道を切り開いていくよりも
引かれたレール
誰かが開けてくれたドア
またはすでに開いているドアの先に続く道を
なんとなく歩き続けているのは楽。
選択する、小さなチョイスに慣れる!
常に自分の意思でチョイスをすることに慣れていないと
大きな分岐点に差し掛かった時に
迷いが大きすぎる。
小さくてO.K!
さっき「今日何食べたい〜?」と聞かれて
「なんでも良い〜」と答えたあなた。
チョイスしてないですよ〜!!!
チョイスが間違っていても
影響力の小さい
どうでも良いことから選択することに
慣れていければ良いですね。
年齢を重ねるごとに
だんだん大切な選択をすることになりますから。
失敗は成功への階段!
若い頃から多くのチョイスをし
失敗も経験し
そこから学び
次のチョイスをする時には
前回よりはベターなチョイスを。
(ともいかない時もありますが…)
こう言う私も失敗から
いまいち学べない事が多く
失敗し続けていますが、
それも自分のチョイスです。
自分で選んだ道なら
間違えても納得できます。
(自己責任と割り切るしかないと言う現実!?)
人生こんなはずじゃなかったと思わないように
他人の意見に流されず
「これで良いのか?」
と常に自分に問いかけ
良くないならば、他の選択肢を探すべきです。
行動をしないのは後退している事と同じ。
人生は選択→行動の連続
多分最後まで。
写真:タラント イタリア