たまたまダンスの雑誌が目に入りました。
あ、気になる…
こんなタイトル
日本のバレエ界の問題点 ─
「なぜ日本人バレエダンサーはローザンヌで活躍するのか?」
…
ところがヨーロッパ勢の出場者は特に少ない。欧州にはしっかりしたバレエスクールがあり、一流のバレエスクールを卒業すれば、直結のバレエ団や他のバレエ団に入りやすいので、わざわざローザンヌバレエコンクールに出場する必然性は乏しい。
(とても古い記事でした!)
ん~
そうですよね、ヨーロッパのアカデミーなどに通っている生徒さん達にとって
ローザンヌバレエコンクールに出場する「必然性」は乏しいです。
でも…
「一流のバレエスクールを卒業すれば、直結のバレエ団や他のバレエ団に入りやすいので」
いえ…そんなに現実は甘くないと思います。
ヨーロッパのバレエ団直属のスクールを卒業した欧米人だって
契約に空きがなければ直結のバレエ団どころか
他のバレエ団に「入りやすい」…
という状況下にはいない
もちろん「入れる」とは書かれていませんから
記事に間違いではないです!
そこを指摘したいわけではありません。
契約に1つ空きがあって、同じくらいの技量のダンサーが何人かいたら
もちろん直結のバレエスクールからのダンサーを優先すると思います。
ここ数十年間、留学を夢みる若いダンサーの卵たち多いですよね。
実際に留学をして成功し、プロとして
バレエ団のソリストや主役として活躍されている方もたくさん。
素晴らしいことです。
最近の日本人ダンサーさん達のレベルも高く、
同じ日本人として、とっても誇りに思います!!!
ただ知っておいてくださいね。
そこにたどり着く人たちは本当に
ごく少数なんです。
もちろん夢を持ってください。
もちろん自信を持って毎日のレッスンに
切磋琢磨(古いか!)してください。
でも現実は時として
とても辛い事実を突きつけてくる可能性があること
夢がかなわない可能性の方が
成功する可能性よりも
かなり少ないことも
必ず頭のどこかにインプットしておいてください。
選ばれた人達の世界なんです。
続きは次回に…
写真:エステート劇場 プラハ チェコ